ショートカット  / / 3

◆蓮華温泉14:20 → 糸魚川駅前16:06 (糸魚川バス 長岡200か12)

発車時間が近くなり、再び運転士が姿を現す。
復路は糸魚川駅までの直通便。平岩駅を経由し終点の糸魚川駅までは45キロ、100分以上の長大路線だ。
車掌さんから乗車券を購入して車内へ。糸魚川までの運賃が荷物代込みで2050円とはまた凄い…

糸魚川駅ゆき

14:20、私のほかに5人のお客を乗せて定時に発車。蓮華温泉を出るといきなり前方には霧が。まだ14時過ぎなのにヘッドライトとフォグライト全開で霧の中へとバスは突っ込んでいった。

トワイライトゾーン

上りと違い、15キロひたすら下り坂なので、バスは排気ブレーキを使いながら快調に坂を下っていく。
蓮華温泉を出て15分後、最終一本前の蓮華温泉ゆきとヒワ平で擦れ違った。往路は広い安全地帯での離合だったが、今度は急カーブのうえ、せり出した崖の上。先に到着していた蓮華温泉ゆきの1228号車は路肩ギリギリの所でこちらのバスがやってくるのを待っていた…
無事に離合を済ませると往路のときと同じくまたもや対向車が!今度はこちらが下りなので、車掌が誘導のために車両後部まで移動し(一応バックアイカメラも付いてるけど)、路側帯のあるところまで数十メートルバックした。

1228号車と離合 (思いっきりブレた…)

往路で休憩したわさび沢をほぼ定時に過ぎ、バスは白池の脇を通過。そのまま例のダートコースへと突入した。
舗装部分と未舗装部分の境は雨で土が抉れてて穴だらけ。下り坂である程度スピードが出たまま砂利道へ入ったせいか、バスは右に左に面白いほど揺れた。

路面はボコボコ…

出発から45分、ようやく人家が見え始め木地屋の集落を通過。ここからは県道なのである程度整備も行き届いており、結構な速度で坂を下った。

ふたたびの木地屋

15:15、バスは平岩駅へと戻ってきた。こちらのバスの発車は15:25ということで、約10分間ここで休憩。私も他の乗客も皆バスから降りて適当に休むことにした。
駅前にはこのあと16:20に出る最終の蓮華温泉行きの38号車が待機中。せっかくなので2台まとめてパチリ。
そんなことをしているうちにあっという間に時間は経ち、発車の時間となった。

平岩駅前

行きは糸魚川から大糸線を使って平岩まで来たので、ここから先は未乗線路。バスは駅前を出ると真っ直ぐ線路沿いを走り、500メートル程先で国道148号線へと合流した。国道に出ると道路は一変、数キロも続く長いスノーシェッドを抜け、姫川沿いに綺麗に整備された国道をバスは糸魚川へと向かう。

国道148号線を北上

ようやく山間部を抜け、平地へと戻ってきたところでバスはいきなり国道から逸れて横道へ。細い市道を走り根知駅前を通過すると、再び国道へと復帰した。その後もバスは順調に国道を糸魚川市街へ向けひた走り、糸魚川インター手前で右折、上刈地内の市道を走り終点の糸魚川駅前に到着した…

ようやく糸魚川駅へ


◆糸魚川16:25 → 直江津17:00 (JR北陸本線 547M モハ474-53)

急行糸魚川と蓮華温泉線に乗車でき、この旅の目的も達成できたので、そろそろ新潟へ向けて戻ることに。
16:25に来た直江津ゆきは475系。うーん、115系に乗り慣れてるせいか落ち着かない(笑)
北陸本線のこの辺りと言えば大半はトンネルでロクに風景を楽しむことも出来ないので、ガラガラのボックス席で一人、富山地方の中吊り広告を眺めたりしながら直江津までの時間を過ごした──

糸魚川から直江津へ


◆直江津17:29 → 新潟19:27 (JR信越本線 3375M モハ485-1024)

ちょうど30分後に快速くびき野5号があるので、これに乗って新潟まで一気に戻ることに。
夕方なので座れるかどうか不安だったが、やって来たくびき野の車内には幸い空席が残っていた。

快速くびき野

海側の窓際を確保できたので、あとは新潟に着くのを待つのみ。
リクライニングシートと心地よい揺れが気持ちよく、疲れていたためしばらくすると眠ってしまった…
どれくらい寝ていたのか、目が覚めると車内は混雑しており、もう三条の手前のところまで来ていた。

この旅もおしまい


◆新潟19:43 → 小針19:56 (JR越後線 164M モハ114-1028)

先発の内野ゆきが出て行った直後だったので仕方なく次の電車を待つことに。やってきた吉田ゆきの115系に乗り、最寄り駅へと向かう。
駅に着いた頃にはすっかり周囲は闇に包まれており、家路を急ぐ人たちに混じって私も家へと帰宅した。

2003/08/15 撮影


催事場へもどる