2004年10月23日夕方に発生したM6.8の直下型地震は新潟県中越地方に大きな爪痕を残しました。 テレビや新聞等でその悲惨な状況が連日報道される魚沼地方。 しかし地震の被害に遭ったのは魚沼地方だけではありません。ここではあまりメディアでは報道されていない越路・柏崎方面の状況をお伝えしたいと思います。 写真は全て本震から12日後の11月3日に撮影されたものです。 なお、写真は被災した親戚宅へ向かう途中に管理人の家族が撮影したものですので、転載等は ご遠慮下さい。 |
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越後広田駅より長鳥方面を撮影したもの。 すでに復旧工事がかなり進み、路面は比較的平らな状態まで復旧されています。 |
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上の写真奥に写ってるクレーン車。 休日返上で復旧工事が行われています。 |
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ユンボで地震で崩れた築堤を直しています。 この辺りは災害復旧用の仮設道路が設けられ、トラックなども出入りできるようになっていました。 |
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地震発生時に長鳥〜越後広田間を走行していた、長岡発直江津ゆきの1352M。 測量班が電車の脇で測量しているのが見えます。 この電車は偶然にも路盤の安定していた場所で緊急停車し事無きを得ました。 もし、あと1分早く走っていたら、道床の崩壊現場を通っており、最悪脱線していたことでしょう… |
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歪んだ線路を直す作業が続いています。 写真を見るかぎりでは、架線は一時的に撤去されているみたいです。 ここでも線路と並行する側道から軌陸車や工事車輌が入れるよう、仮設道路が設けられているのが分かります。 |
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路肩が大きく崩落した県道72号線。 車が走ってる場所の高さから、どれだけ崩落したのかが窺い知れます。 |
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マンホールを中心にドーナツ状に陥没しています。 ここ、近所の中学校への通学路なんですけど、この状態では自転車での走行は困難ですね… |
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柏崎から小千谷へと通じる国道291号線。 武石峠を越える20年ほど前に完成した比較的新しい道なんですが、歩道が数百メートルに渡って延々と陥没し、まるで側溝のようになってしまいました。 車道との境には注意を促す黄色い旗が点々と立てられています。 |
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この辺りは地震で下水道が全滅。 トイレが使用できないため、市が仮設トイレを用意してくれました。 左の車は隣の福島県から遠路遥々応援に来てくれたバキュームカー。 タンクには災害派遣ステッカーが貼られています。 |
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地震で墓石も倒壊。 もはや、どの石が誰の家のか分かりません… |
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県道沿いでは各所でマンホールが飛び出しました。 車道のほうも若干ながら段差が出来ているのが見て取れます。 奥の方には1352Mの姿が… |
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県道72号線より見た信越本線。 1352Mが放置されたままになっています。 手前には工事用のユンボの姿も。 手前の小屋は中央が凹んでしまい、遠くから見ても大きく歪んでいるのが分かります。 |
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同じく県道72号線より。 上の写真のすぐ近くにある牛舎も倒壊しました。 中にいた牛たちは大丈夫だったのでしょうか… |
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県道72号と11号の交差点。 マンホールが人の胸元ほどまで飛び出しました。 乗用車と比べればどれだけ隆起してるのか分かるはず… |
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路肩が異次元空間みたいになっています。 歩道はグチャグチャで歩けません。 |
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長鳥から大積へ抜ける峠道にもまだ至るところに このようなヒビ割れが見られます。 車がヒビ割れにダイブしてパンクなどしないよう、パイロンが立てられています… |
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塚山中学校近くにある八幡神社。 鳥居を見ると…何かが足りません。 それは地上に落下し粉々に砕けて無残な姿に… |
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八幡神社の奥。 神社なのに何とも近寄りがたい状態に… 灯篭が崩壊して石柱などが転がっています。 |
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長岡へと向かう国道404号線。 路肩が大きく崩落しており、片側交互通行になっています。 つい最近まで通行止めでしたが、信越本線との間の狭い隙間に迂回道路を作り、何とか車が通行できるようになりました。 |